怒らない伝え方10のポイント(1)

【アンガーマネジメントDE子育て】No.80

◎ 怒らない伝え方10のポイント(1)


こんばんは! 小渕あさこです。


なんだか急に涼しくなった横浜ですが、体調くずされたりしていませんか?

季節の変わり目、のんびりと過ごしていきたいものですね。


はじめに、テレビ放映のお知らせです。

8月31日 7:10頃~NHK『おはよう日本』

「けさのクローズアッブ」コーナーに、アンガーマネジメントを家庭などで子どもに教えるキッズインストラクターの様子が放送される予定です。

どうぞごらんください☆


さて今日はまた、「怒らない伝え方」に戻ります。


アンガーマネジメントは、

自分の感情に気づき、身体感覚(生理反応)や、思考のゆがみ、行動パターンにも気づき、それによって、怒りや不安をコントロールします。


それだけでなく、「怒りの爆発」「後悔するような怒り方」以外の表現方法ー伝え方が重要になります。怒りは誰かに何かを伝える感情ですからね。それがアサーティブコミュにケーションなのです。

アサーティブコミュニケーションが、自分がいままでしていなかった表現方法ならば、新しいスキルを学ぶことになりますから、習慣にするには時間がかかるかもしれません。

でも、学ぶに遅いということはありません!

ぜひ自分のものにして、自分の子どもや家族、職場や周りの人とのやりとりに使えるようになっていきたいですね。


アサーティブコミュニケーションー怒らない伝え方の10のポイントを紹介します。今日はそのうち5つのことを。


1)何を一番言いたいのかをはっきりさせる

怒りが湧いて来たとき、何に対してどう感じたのか、本当はどうしてほしかったのかをはっきりさせて伝える。


◯「学校で必要なものは、早く言ってくれないと買いに行けなくて困るよ」

X「何度同じことを言わせるの?おかしいんじゃない?」


2)自分の本当の気持ちを言葉にする

怒りの気持ちの前(奥)には、本当の気持ち(一次感情)があります。

さびしい、かなしい、がっかり、など、ストレートに伝えたほうが、相手に響きます。


◯「約束を守ってくれなかったから、お母さんはがっかりしてます」

X「なんでうそばっかりつくの?もう信用できない」


3)相手の人格ではなく、とった行動に注目する

相手そのものを否定するのでなく、行動についてどう感じたのかを伝えると、相手も改善しやすくなります。


◯「決めたルール、約束したことは守って欲しい」

X「だらしがないね」「信用できない」


4)注意するときは、何がどう変わってほしいかを具体的に伝える

どうしてほしいのかを具体的に、行動レベルの言葉で伝えると、伝わりやすいでしょう。


◯「出したものは、もとの場所にすぐにしまおうね」

X「ちゃんとしなさい」「お兄ちゃんらしくしなさい」


5)「私はこう考えている」という言い方をする

「私は」を主語にする(アイメッセージを使う)と、相手も責められていると感じることなく受け入れやすくなります。


◯「私はあなたに、◯◯してほしかった」

X「みんなに笑われるよ」


いかがでしたか?

具体的に、シンプルに、ストレートに、がポイントかなと思います。

ちょっと気をつければ、変えられますよね!?

怒りが湧いて来た時には、<6秒>待ってから、このような言葉で伝えてみてくださいね。ぜひチャレンジを!


この続きは来週にお届けします。

では今日はこの辺で。1週間お元気でお過ごしください☆


*参考図書 怒らない伝え方 (戸田久実) 

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木曜・土曜・日曜

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